山芋(長芋、大和芋)

【夏場:7時間~ 冬場:1日~】
塩もみ】【下茹で

 

ぜひとも味わってほしいぬか漬けのひとつ。

長芋や大和芋といった山芋特有のシャキシャキとした食感をそのままに、少し遅れて舌の上にやってくる塩味とほんのりとしたぬかの風味、酸味は絶妙のひとことだ。家族でとりあいとなること必定である。

山芋は下処理がいらない。洗って漬ければOKだ。皮ごと食すので、わが家ではひげだけは漬ける前にとりぞいておく。

1日待てば食べられる。

縦半分に切って漬けると、漬け時間を短縮できる。切り口の面積が大きくなって、漬かりがよくなるから、7~12時間くらいでとりだしてよし。立派な(太い)長芋や大和芋の場合は、縦半分に切ってから漬けたほうがいい。

おもてなし料理の前菜やおつまみにうってつけ。呑兵衛(のんべえ)なら、わさびをちょんと乗っけてから、口に運ぶことをおすすめしておく。

山芋(長芋、大和芋)の漬け方

山芋はぬらして新聞紙にくるんで保管 山芋、長芋、大和芋のひげを炙ってとる 山芋をぬか床へ
1.台所で山芋(長芋)発見した。まずは水道でよく洗い、水気を切る。
2.次に、コンロでさっとあぶると、簡単にひげを除去できる。
3.まるごとぬか床へ入れる。太いものは縦半分に切ってから。
ぬか漬けの取り出し方
ぬか漬けが最もうまいのは、ぬか床からひきあげてすぐだ。とりだしたら、水道水でさっと洗って、切って、即刻「いただきまーす!」――こいつが基本。

  • 野菜をぬか床へ入れる時刻 = 食事開始時刻 - 漬け時間

という、“ぬか漬けの定理” を頭に入れておこう。

ぬか床の野菜をとりだす際は、ちょっとワクワク。取り出し方で、ぬか漬けのうまさは変わるもの。

  1. 野菜についているぬかは、しごいて容器へ戻す。
  2. さっと水洗い。ぬかの栄養分を落としすぎない。つまり洗いすぎない。
  3. 食べやすいサイズにカット。見た目も大切。料理は目で楽しむ。
  4. お皿に盛りつける。