冷蔵庫のぬか床

基本は入れないほうがいい。

冷蔵庫の温度は、ぬか床には低すぎる。微生物が増えたり発酵したりするのに適さない。

だが、例外がある。

真夏日はむしろ冷蔵庫に入れる

 

近ごろ、昔にくらべて暑い日が増えている。

ぬか床が最もいい健康状態を保てるのは、20~25度。25~30度という専門家もいるが、とにかく30度を超えると微生物が増えすぎて風味をそこねることがある。40度を超えると死滅する菌もいる

あまり暑いときは冷蔵庫へ入れたほうがいい。冷蔵庫内でも比較的温度が高い野菜室がベターだ。

なお、家人が在宅していて、クーラーをつけているなら、いうまでもないが冷蔵庫よりその部屋に置いたほうがいい。

短期の旅行や出張には、冷蔵保存が便利

 

2~3日の小旅行や外出、出張などで家を空ける際も、冷蔵庫を利用するのが得策。

ぬか床は冷蔵庫内ではほぼ活動を停止する。睡眠状態となるため、微生物の増殖や発酵をとめられる。雑菌の繁殖も抑えられる。

帰宅後、冷蔵庫から出してやれば、数時間で目を覚ましてくれる。

1週間以上留守にする場合は、冷凍庫に入れよう。ぬか床の活動が完全にとまる。もちろん、それでもぬか床は生きている。自然解凍すれば、息を吹き返してくれる。